未知の惑星…!? 多くの謎に包まれた〝青い炎〟の真相に迫る。


——イオウって、素手で触って大丈夫なんですか?

触われますよ。写真にもあるように、現地の植物にイオウを塗りつけて、オブジェとして観光客に売ってたりだとか。イオウを削って出来上がったフィギュアを100円で売りつけたり。

——商魂たくましいなあ。

運搬に慣れた労働者でも何人かは谷底に落ちて、死んでるらしくて。そうでなくても危険な噴火口。なんでこんなことをわざわざ手作業で、って思うじゃないですか。でもイオウって、鉄製品を錆びさせちゃう。機械は全く動かない。そういう意味では、ここでは人間の力だけが頼りなんですよね。

——なるほどねえ。

彼らの肩なんか、重いカゴを担ぎすぎて、すり減って凹んでるんです。丸く。それがかえって便利みたいですど。もう職人さんの領域というか、この作業のプロフェッショナルですよ。なんたってこの人たちの場合、〝カラダに生き様〟っていうのが、イレズミみたいなのじゃなく〝骨が歪む〟なんですから。こんな岩、普通なら持ち上がらないでしょ。ベンチプレスで70キロなんて持ち上がらないでしょ? ホント、よく働く人たちなんです。